割れてしまったり削りすぎてしまった白米は
・お釜の中で均一に回転することが出来なくなってしまう。
・炊き上がった時にお釜の上と下で炊き分かれてしまう。
・余分な粘りとなってしまう。
・柔らかく水っぽい食感となってしまう。
・ペタッとした炊きあがりとなってしまう。
・艶があっても味が無く炊けてしまう。
等の理由から、5合以下の白米を研ぐ時には、ザルは駄目と言われています。
ですが、古くなったお米を研ぐ時には、お米を研ぎ始める前に、あえて「ザル研ぎ」をして、それから普通のお米の研ぎ方をします。
古くなったお米の表面は、乾燥していたり、酸化していたり、汚れてもいます。
なので、そのまま研いでしまうと、御飯がパサパサに炊けてしまったり、粘りがなかったり、硬く炊けてしまったり、最も悪いの例として「古臭い臭い」が出てしまいます。
それを、なるべく精米したての頃の炊きあがりに戻すためには、お米の表面を一皮剥いてあげる、つまり「再精米」してあげると良いのです。

再生米の仕方は
1.金網のザルに、正しく計量した白米を入れます。
2.お水をかけずに、白米の表面を一皮剥くようなイメージで、金網のザルに擦り付けます。
3.ザルの下に、細かな粉が落ちているのが確認出来たら、再精米は終わっています。
4.通常の研ぎ方で、白米を研いでください。