スズノブで取り扱っている品種の情報です
★ 品種名の由来 ★
「ゆめぴりか」という名前は、一般公募で寄せられた3,422通の中から選ばれました。
「夢」と、アイヌ語で「美しい」を意味する「ピリカ」をあわせてつくられた、北海道の夢を担うお米にふさわしく、北海道らしい意味と語感の名前です。
★ 品種 ★
北海道最上級ブランド米である「ゆめぴりか」は、北海道上川農業試験場で品種開発のために毎年交配し、試験場に約15万体が植えられました。
その後、約10年の間、「食味」「収量」「耐冷性」などの観点から、優れたものを選抜し続け、最終的に約150万の中から「ゆめぴりか」が誕生した、北海道米の技術の集大成ともいえる品種です。
親は「きらら397」の培養による突然変異の「北海287号」と「ほしたろう」です。
「ゆめぴりか」が美味しいのは、お米に含まれるアミロースとタンパク質の割合が低いからで、アミロースが低いことで「ほどよい粘り」をもたらし、タンパク質が低いことでよりおいしく感じられるのです。
「ゆめぴりか」は08年に試験栽培を行い、当初は出荷の基準をタンパク質含有率6.8%以下としてました。
その中で、JAグループ北海道は、2011年3月17日に、道産米の最高級ブランドと位置付ける「ゆめぴりか」の出荷基準であるタンパク質の含有率を見直すことを決めました。
お米は、タンパク質とアミロース(でんぷんの一種)の値が低いほど軟らかく、粘りが出ておいしいとされていますし、「ゆめぴりかも」同含有率は低いほどおいしいとされていました。
ですが、2009年産は6.8%以下、5年産は7.9%以下だったものを、11年産から7.4%以下に改めました。
見直し後の基準は5年産より厳しいものの、09年産より緩和されました。
天候不順などが原因という言い訳というわけではないのですが、「ゆめぴりか」は他の品種に比べアミロースの含有率が低く、タンパク質の上限を09年産より引き上げても「十分な品質、食味が保てる」(ホクレン)と判断し、この基準による出荷を続けていくことになっています。
★ 認定マーク ★
厳しい品質基準をクリアした「ゆめぴりか」にだけ付与される、この「認定マーク」。
「種子更新率100%」「栽培適地での生産」「タンパク含有率基準」などの基準を満たした、おいしい「ゆめぴりか」の証です。
この基準を定めているのは、生産者・JA・北海道からなる「北海道米の新たなブランド形成協議会」。
つまり、生産者自らが厳しい品質基準を課しているのです。
それもすべては、おいしい「ゆめぴりか」をお届けするため。
認定マークは「ゆめぴりか」の味の保証書であると同時に、生産者のプライドの証でもあるのです。
★ 北海道米の新たなブランド形成協議会:「ゆめぴりか」ブランドを守るための取り組み ★
・おいしさの基準を明確に
ブランド米としての「ゆめぴりか」の販売は、タンパク7.4%以下(※)を基本とする。
・安全・安心の取り組みを明確に
「栽培協定」の締結、種子更新率100%の遵守、銘柄・等級検査の実施に取り組む。
・品質確保への取り組みを明確に
良質米生産に向け、栽培適地での生産、適切な水管理、施肥設計、および防除を行う。
★ タンパク質含有率について ★
百貨店・スーパー等で広く販売している「ゆめぴりか」の出荷の基準のタンパク質含有率は7.4%以下ですが、スズノブで販売している「ゆめぴりか」のタンパク質含有率はさらに低い、「タンパク質含有率6.8%以下」と「タンパク質含有率6.5%以下」の2種類となっています。
タンパク質含有率6.8%以下を基準とする事で、「栽培方法」「安全・安心」「食味」において、一般流通米との明確な差別化が可能であり、品質においても全量施設調整のため、高位で高品質(整粒80%以上)な品質にブレのないお米をお届けできます。
タンパク質含有率が低くなるに従って、生産量は大幅な減少となってしまいますが、柔らか・粘り・甘味等の特徴が強く出ると考えられています。
さらに、保温を続けていても味落ちがしにくく、冷めたときでも、炊きたての味、粘り具合、柔らかさを維持す事が出来ると考えられています。
★ 品種名の由来 ★
「ななつぼし」の名前の由来は、北海道では空気がきれいな為、ななつぼし(北斗七星)がきらきら輝いて見える。
このようなクリーンな北海道で生まれたきらきら輝く美しいお米をイメージし、北斗七星のように輝いてほしい との思いを込めて命名されました。
★ 品種 ★
北海道立中央農業試験場で「東北143号(ひとめぼれ)/空系90242A」と「空育150号(あきほ)」の交配から誕生しました。
北海道の上川以南地帯に適するお米で、アミロース含有量やタンバク質含量は「きらら397」や「ほしのゆめ」よりもやや低く、「味」「粘り」「柔らかさ」等は同等かやや優れ、冷めてもパサついたり、味が極端に落ちることがありません。
スズノブの看板米として支持されているこのお米は、お酢との相性、握りやすさ、ネタとの相性の良さから、こだわりの寿司屋さんからの支持が高いお米です。
また、冷凍して保存をしている場合、レンジアップしても炊きたての美味しさが戻ってくる貴重なお米でもあります。
朝ごはん、和食、おかずとの相性が良く、くどくない粘りと米粒感から、小さなお子さんの箸のお勉強、お茶碗の使い方を学ぶにも最適です。
女性の方からは、玄米・雑穀・分搗米として食べておいしいお米としての評価も高いお米です。
★ 高品質米生産 ★
・土壌分析のこまめな実施により、土地ごとに適した施肥設計を検討し、高品質米生産に努める。
・同一圃場で継続的にデータ取りすることにより、高度クリーン栽培による土壌成分への影響を把握する。
・生産組合毎の品質レベルを高位平準化するために、普及センターの指導の下で技術交流を行う。
・低タンパク米が大勢となる生産体制を構築すべく、新たに施肥試験や学習会を実施する。
★ 品種名の由来 ★
「ふっくりんこ」は一般公募で寄せられた4655通の中から、道南在住の女性18名からなる選考委員会によって選ばれました。
「ひと粒ひと粒がふっくらとした、おいしそうなイメージ」が由来です。
その名の通り、ふっくらとしたおいしさが自慢です。
★ 品種 ★
北海道立道南農業試験場(現・北海道立総合研究機構農業研究本部道南農業試験場)で、寒さに強い「ほしのゆめ」と、美味しいといわれる米国品種「国宝ローズ」を祖先に持つ系統「空系90242B」の交配から誕生しました。
平成15年採用、道南で生まれ育ち、地元で愛されてきた品種で、平成19年産から作付・販売区域を拡大して全道へ進出し、20年産から本格的に全国デビューしました。
プロ御用達のお米としても知られている「ふっくりんこ」は、北海道内の4つの生産者組織(JA新はこだて・今金町・函館市亀、JAピンネ、JAきたそらち、JAたきかわ)が集い、「ふっくりんこ産地サミット」を毎年開催しています。
サミットで締結された厳しい品質基準をクリアした「ふっくりんこ」には、品質へのこだわりの証として公認マークが付けられます。
自ら栽培方法や品質についての厳しい品質基準で、美味しさを実現しています。
★ 高品質米生産 ★
・土壌診断を実施し、分析に基づく適正施肥をおこなう。
※土壌診断は3年おきに実施する。
※土壌分析における可吸態窒素が15mg/100g以下が望ましい。
・ケイ酸資材は、土壌診断に基づく施肥量を、毎年ごとに施用する。
・収穫後の稲わらは、全量をほ場外に搬出し、稲わら搬出の後に秋起しをおこなう。
※稲わらを搬出できない場合は、最低でも秋鋤込みをする。
※生産ほ場条件などや過去の成績を、栽培者が考慮し判断しておこなうこと。
・収穫後または春耕起の前に、心土破砕などの透排水性改善をおこなう。
※生産ほ場条件などや過去の成績を、栽培者が考慮し判断しておこなうこと。
・種子は、指定採種ほ産種子を使用し、毎年更新する。
※自家採種や譲渡はおこなわない。
・重要病害虫カメムシ、いもち病の予察をおこなう。
・農薬は普通物を使用し、病害虫防除基準を厳守する。
・予察結果に基づき的確に安全防除をおこなう。
・適期内での移植および他の品種よりも先に移植をおこなう。
※中苗マット5月17日~25日/成苗ポット5月14日~25日。
・苗の栽植密度は、中苗マットでは1×1平方メートルあたり27株以上。
・成苗ポットでは1×1平方メートルあたり23株以上とする。
・基盤整備田や復元田は、水稲連作3年目より作付を開始する。
・2年続けて平均精米タンパク値が7.6%以上の実績となった場合は、翌年の種子供給および作付けができないものとする。
※ただし、ほ場により成績が確定できる場合は、ほ場条件・栽培生産基準を再精査して各稲作部会で協議する。
★ 品種名の由来 ★
「クリーン」な栽培と、美味しさを追求したお米です。
北海道の「きた」、クリーンをイメージする「くりん」を繋げて「きたくりん」となりました。
「きたくりん」の親が「ふっくりんこ」で、そこからも名前を取っています。
★ 品種 ★
「きたくりん」は、「F1:ふ系187号×空育162号」と「ふっくりんこ」の交配から誕生しました。
いもち病は北海道の水稲栽培において最も危険な病害であり、近年、道内ではいもち病の発生により減収した事例が多く見受けられます。
その発生拡大の大きな要因として、現在普及している「ななつぼし」、「きらら397」等基幹品種のいもち病抵抗性が不十分である点があげられます。
一方、北海道ではクリーン農業を推進してきており、生産者は主に「ななつぼし」で、減農薬・有機栽培(YES!clean、特別栽培、有機JAS)などに取り組んでいます。
しかし、いもち病による減収や周辺圃場へ影響を及ぼすリスクが高いため、その取り組みは減少傾向にあります。
「きたくりん」は、穂いもち圃場抵抗性が強く、従来行っている出穂期前後のいもち病薬剤防除(稲体に散布)を省略できます。
加えて、割籾(籾の隙間から玄米が線状に見えているもの)の発生が現在の基幹品種より少なく、食味は食感が優れ「ななつぼし」と同程度からやや優る良食味です。
・いもち病抵抗性が強く、水田での薬剤防除を省略できる。
「きたくりん」は「ななつぼし」「きらら397」等の主要品種に比べて、いもち病抵抗性が強く水田での防除を省略しても実害がないことが確認されています。
したがって、減農薬栽培への取り組みは比較的容易になります。
環境に優しく、生産者のコストを下げることにもつながります。
・割籾が少ない。
割籾の発生が多いとカメムシによる吸汁害が多くなる場合があります。
現在の主要品種に比べると割籾の発生割合は明らかに少ないため吸汁害を減らせる可能性があります。
食味は「ななつぼし」と同程度からやや優る。
・普及見込み地帯
「きたくりん」は出穂期・成熟期が「ななつぼし」「きらら397」に比べるとやや遅いため、遅延型冷害の危険性が高くなります。
したがって、作付地帯が限定され、「準ずる地帯」においては生育が促進される成苗移植栽培が基本となります。
以上のことから、普及見込み地帯において、「きたくりん」を減農薬栽培の「ななつぼし」に置き換えることで、安定生産とクリーン農業の推進に貢献することができます。
また、一般栽培におけるいもち病防除のコスト低減も可能となります。
★ 高品質米生産 ★
・土壌分析のこまめな実施により、土地ごとに適した施肥設計を検討し、高品質米生産に努める。
・同一圃場で継続的にデータ取りすることにより、高度クリーン栽培による土壌成分への影響を把握する。
・生産組合毎の品質レベルを高位平準化するために、普及センターの指導の下で技術交流を行う。
・低タンパク米が大勢となる生産体制を構築すべく、新たに施肥試験や学習会を実施する。
★ 品種名の由来 ★
「えみまる」の名前は、従来の直播米品種「ほしまる」の「まる」と、おいしさと作りやすさで、「消費者も生産者も笑顔になる」の意味が込められています。
★ 品種 ★
「えみまる」は、「緑系07216」と「上系06181」の交配から誕生しました。
北海道米が抱える課題のひとつとして、生産者の高齢化等による「水稲作付戸数の減少」があります。
そのような中で、作付面積を守ることは、生産者1戸あたりの作付面積が増加傾向となることを指しています。
しかし、稲作における「育苗」と「田植え」の労力は非常に大きいことから、これまでどおり手間ひまを惜しまない栽培に加え、1戸あたりの作付面積拡大に向けては、省力化技術の導入が欠かせません。
直播・高密度播種向け品種の「えみまる」は、農作業の省力化とおいしさの両立を目指した、持続可能な米作りを担う北海道米です。
準備中
★ 品種名の由来 ★
青天の「青」は青森の青、「天」は遥かに広がる空。
「霹靂」は稲妻。稲に寄りそい米を実らせます。
青森の晴れわたった空に、突如として現れる「稲妻」のような鮮烈な存在となって欲しい、あおもり米を牽引して欲しいとの願いが、この名前には込められています。
★ 品種 ★
「青天の霹靂」は、「F1:夢の精×青系157号」と「青系158号」の交配から誕生しました。
粘りとキレのバランス、上品な甘みが特徴の魚森県のオリジナル品種です。
ほどよいツヤとやわらかな白さがあり、粒はやや大きめの、しっかりとしたお米です。
食べごたえがあるのに重すぎない、思わずおかわりしたくなるような美味しさです。
移植時の苗:「つがるロマン」より苗長はやや長く、葉色はやや淡い
早晩性:「つがるロマン」と同じ「中生の中」
障害型耐冷性:強
いもち病真性抵抗性遺伝子:Pia、Pii
葉いもち抵抗性:極強
穂いもち抵抗性:強
穂発芽性:難
玄米収量:「つがるロマン」並みかやや少ない
玄米千粒重:「つがるロマン」よりやや重い
玄米品質:上中
飯米の食味:飯米は粘りが強くやや柔らかく「つがるロマン」より優る
★ 品種名の由来 ★
玄米がやや白濁していることから、早朝にうっすらと降り積もった雪のイメージで「あさゆき」と命名されました。
★ 品種 ★
「あさゆき」は、「相624」と「相612」の交配から誕生しました。
ミルキークイーン由来の遺伝子を持つ低アミロース米で、アミロース含有率の年次変動が「ねばりゆき」に比べて小さく安定している、青森県のオリジナル品種です。
早晩性:既存の低アミロース米「ねばりゆき」より熟期がやや早い「中生の早」
障害型耐冷性:強
葉いもち抵抗性:やや強
穂いもち抵抗性:強(圃場抵抗性遺伝子”Pb1”を保有)
穂発芽性:難
一般的な粳品種に比べて炊飯米の粘りが強く、軟らかいため、食味向上のための混米用や、冷凍押し寿司などの加工調理用として利用できます。
青森県で誕生した低アミロース米ですが、栽培されている生産者が少なく、ほとんど流通していない貴重な品種です。
将来的にも、生産量が増える見通しはなく、品種として残ることが出来るかも疑問になり始めています。
★ 品種名の由来 ★
「青森の晴れ渡る空から恵みを受けた、清々(すがすが)しく輝くお米」をイメージしています。
★ 品種 ★
「はれわたり」は、2009年の交配開始から13年、「ひとめぼれ」や「コシヒカリ」をルーツにもつ良食味の「青系169号」と、多収穫で栽培特性に優れた「コシヒカリ」をルーツにもつ「青系170号」が出会い、青森米のあたらしい理想を形にしたお米として生まれました。
先祖には「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」などの良食味品種と青森県の奨励品種「まっしぐら」などの栽培しやすい品種があり、それらの良食味性と栽培特性を兼ね備えています。
時に相反するような多くの良い特性を一つの品種に入れ込むことが、新品種育成者の腕の見せどころです。
はれわたりは「おいしく、育てやすいお米」、「豊かに実って、病気や寒さに強いお米」を目指して、地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所が気の遠くなるような数の組合せから選び抜いた新品種です。
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「はれわたり」は毎日食べてもまた食べたい、青森の空のような飽きのこないお米です。
水分をたっぷりと抱え込むことができるから、炊きあがりはぷっくりと粒立ち、白くうるうると光を放つ透明感のある白さが美しいお米です。
あおもり米らしいきれいな後味ながら、粘り気や甘みも感じられ、一粒一粒に水分をたっぷりと抱えこめるため、あおもり米としては新しい、なめらかで、のどごしのよい食感が実現しました。
・炊飯米はやわらかく、白米アミロース含有率が低いため、粘りがあり、食味が良いという評価です。
・出穂期、成熟期はおおむね「まっしぐら」並みです。
・障害型耐冷性やいもち病低抗性が強く、胴割粒の発生が少ないなど栽培特性が優れています。
・収量性は「つがるロマン」や「まっしぐら」と同等~やや少ないです。
★ 品種名の由来 ★
「金色」は、「黄金文化」や「黄金の國」など、岩手県をイメージさせる言葉であるとともに、「稲穂」を連想させるものである。
また、「風」は、豊かな岩手の「風土」を表し、日本の食卓に新たな「風」を吹き込むことも願って命名。
★ 品種 ★
2000種もの系統から、美味しい遺伝子を特定して交配し、食味検査を繰り返してたどり着いたお米。
県内で一番おいしいお米が採れる県南地区の地域を厳選し、選定基準を満たす農家のみが栽培できる品種です。
1.柔らかさと粘りのバランスが良い
柔らかな軽いかみごたえと、ほどよい粘りが絶妙なバランスで口の中に広がり、これまでにない食感が楽しめます。
2.余韻の残る豊かな甘み
白米の表面を覆うと糖度とおねば(保水膜)の付着性が高いため、口の中に甘みがよく広がり、余韻が長く残ります。
3.ふわりと軽い食感
ひとくち食べるとすぐに、ふわりとした軽さと上質なしっとり感を味わうことができます。
4.冷めてもおいしさが続く
冷めても粘りとおいしさが変わらず、食感もそのままに味わえます。
おにぎりやお弁当にも最適です。
★ 品種名の由来 ★
「銀河」は、キラキラと光る星空から、お米一粒一粒の輝きをイメージさせます。
また、宮沢賢治の作品のタイトルにも使用されていることから、「岩手」をイメージさせる言葉でもあります。
「しずく」は、このお米の特性である、つや・白さなど美味しさを表現しています。
★ 品種 ★
「銀河のしずく」は、「奥羽400号」と「北陸208号」の交配から誕生しました。
平成28年にデビューをした岩手県のオリジナル品種です。
白くてつややか、かろやかな食感。冷めても変わらない美味しさです。
★ 品種名の由来 ★
ご飯の外観が艶やかで輝くように見えることから命名しました。
★ 品種 ★
「つきあかり」は、「F1:宮崎の在来品種かばしこ×「みずほの輝き」と「北陸200号(後のみずほの輝き)」を交配して誕生しました。
北陸地域の主力品種である「コシヒカリ」より早く収穫できる水稲新品種「つきあかり」を育成しました。
収穫時期がほぼ同じである「あきたこまち」より10%程度多収です。
炊飯米の外観、うま味の評価に優れ、極良食味です。4時間保温後も「コシヒカリ」より良食味が維持されます。
★ 品種名の由来 ★
全国から寄せられた、38,000件以上の応募の中から選ばれました。
出合ったとたん、美味しさに“ひとめぼれ”してしまうことが、その名の由来。
また、全国のみなさんに愛してほしいとの願いもその名に込められています。
★ 品種 ★
1991年に「コシヒカリ」と「初星」の交配から宮城県古川農業試験場で誕生しました。
草丈はやや長く、稈もやや細くて柔らか、穂数はやや多いが、一穂粒数が少ないです。
いもち病に対してはやや弱いが、障害型耐冷性が極めて強く、穂発芽はしにくい。
玄米は光沢があり乳白、腹白、心白などは少なく、食味はやわらでく、粘りは強めです。
★ 品種名の由来 ★
伊達政宗公を思い起こす音の響きと、みやぎ米として最高峰のものを作るという夢が正夢になったという意味が込められています。
また、長く続く復興への力となるようにとの願いも込めました。
★ 品種 ★
「だて正夢」は、「げんきまる」と「東1126」の交配から誕生しました。
宮城県は、仙台藩祖・伊達政宗公の時代から、全国有数の米どころとして日本の食卓を支えてきました。
宮城が誇るササニシキ誕生から55年、ひとめぼれ誕生から27年。
美味しさで天下取りを目指す新品種「だて正夢」ついにデビューしました。
だて正夢の特徴は、食べごろの粒感が奏でる「もっちり感」と「甘み」。
「もちもち」したお米はたくさんありますが、だて正夢が目指したのは「絶妙な粘り」が生む「とびっきりのもっちり感」です。
だて正夢は土作りや生産履歴の記帳などの「生産要件」を満たす生産者のみが栽培します。
さらに、玄米タンパクや農産物等級などの「品質基準」を満たす米のみが「だて正夢」として出荷されます。
生産で厳選、さらに品質で厳選し、皆様のもとへお届けいたします。
◆ブランドコンセプト
・みやぎ米の夢をかなえた、これぞ天下をとる旨さ。
・「この新しいお米で、おいしさの天下を取ってみせる。」
・江戸時代から日本屈指の米どころとして、ひとびとの食生活を支えてきた宮城。
・そこで米づくりに励む人たちの長年の想い、そしてこの土地の復興への祈りをのせて、次世代のお米「だて正夢」は誕生しました。
・伝説の名将・伊達政宗公のようなカリスマ性で、日本中の食卓を牽引していく、とびきりのおいしさを。
・宮城が生んだササニシキ、ひとめぼれと同じように、皆様から愛されつづける極みの品質を。
・そんな夢が「正夢」となり、ゆったり、そしてじっくりと召し上がっていただける、モチモチの食感がうりものの、類のない味わいを全国にお届けすることがかないました。
★ 品種名の由来 ★
母親「ハツニシキ」と父親「ササシグレ」との間に生まれたので、両親の名前をそれぞれもらって、名前がつけられた。
★ 品種 ★
あっさりしっとりとした食感で、郷土料理・寿司等では「コシヒカリ」には真似できない、美味しさを発揮します。
しかし、気象被害を受けやすく、品質が安定しにくいことや、アッサリとした食感が、現在の味の濃い料理と微妙に合わないなどの不利な面もあり、年を越すごとに栽培面積は減り続けています。
ですが、スローフードや、美容と健康等の考え方から、雑穀・和食ご飯を支持する傾向が出てきたため、「ササニシキ」の出番が多くなってきています。
宮城県立農業試験場古川分場(現:古川農業試験場)で、「ハツニシキ(奥羽224号)」を母、「ササシグレ」を父として交配し誕生しました。
「ハツニシキ」は、1954年に同じ宮城県立農業試験場古川分場で誕生した品種です。
さらに、「コシヒカリ」と同じく「農林1号」と「農林22号」の交配で誕生した品種なので、「ササニシキ」と「コシヒカリ」とは親戚品種に当たると考えて良いと言えます。
「ササニシキ」は、「コシヒカリ」に対して「東の横綱」と呼ばれた品種で、1990年には作付面積が「コシヒカリ」に次いで日本第2位の作付面にまでなった事もあります。
「ササニシキ」の、「いもち病抵抗性遺伝子」のみが異なる同質遺伝子系統の総称で、実用的な国内最初のマルチライン(多系)品種です。
BLとは、いもち病の英名“Blast”の最初の2文字をとったものです。
「ササニシキBL」は、BL1号からBL7号までの7系統で構成され、BL1号からBL4号は1994年。
BL5号は1997年、BL6号は1998年、BL7号は2003年に宮城県古川農業試験場において育成されました。
それぞれの品種は、いもち病の真性抵抗性遺伝子が異なる以外は、すべて原品種の「ササニシキ」と同一の特性をもっています。
1995年にBL1号から4号までが一括して品種名「ササニシキBL」、水稲農林同質327号として命名登録されました。
各系統については「ササニシキBL」の構成品種として品種名、登録番号には枝番が付されて命名登録されました。
★ 品種名の由来 ★
令和2年春に実施した秋田米新品種“秋系821”のネーミング案公募には、国内外から25万893件のご応募をお寄せいただき、専門家等による選考を進めてきましたが、知事による最終選考の結果、新品種の名称を「サキホコレ」に決定しました。
-ネーミングに込めた思い-
・「秋田の地力」から生まれた「小さなひと株」が、誇らしげに咲き広がって、日本の食卓を幸せにしてほしい。
・「サキホコレ」は、このお米自身へのメッセージであると同時に、生産者や消費者に明るいチカラを与えてくれる「エール」。
★ 品種 ★
「サキホコレ」は、「中部132号」と「つぶぞろい」の交配から誕生しました。
「コシヒカリを超える極良食味品種」をコンセプトに、食味に徹底的にこだわって開発されました。
その優れた食味と存在感で秋田米の牽引役となることが期待されています。
-ブランドコンセプト-
米ころ秋田の傑作「サキホコレ」。
約12万株の中から最後に選ばれたひと株。
ふっくらとした粒立ちと噛むほどに広がる甘い風味が特徴の、日本人の遺伝子に直接響くような、王道を極めたうまさ。
秋田の地力に満ちたこの米とともに、日本の食卓に、幸せが咲き誇りますように。
-キャッチコピー-
うまさ満開
-お米一粒一粒のおいしさを感じられる-
お米一粒一粒のおいしさを感じられる卓越した食味の良さに加え、外観・香り・食感のバランスにも優れた、“米どころ秋田”が自信を持ってお届けする特別なお米です。
その一粒一粒のおいしさに、秋田の地力がつまっています。
・白さとツヤが際立つ外観。
・粒感のあるふっくらとした食感。
・上品な香り、かむほどに広がる深い甘み。
・"日本人の心に響くおいしさ"を求めて
★ おいしさの理由 ★
●作付地域を限定
「サキホコレ」は成熟期が遅い晩生種であることから、その優れた外観・食味などの品種特性を安定的に発揮できるよう、気象条件などにより選定した「作付推奨地域」に作付を限定します。
●品質・出荷基準を設定
おいしく、高品質なお米だけをお届けするため、次の品質・ 出荷基準を設定しています。
・玄米タンパク質含有率 6.4%以下
・農産物検査等級 1等又は2等
・玄米水分含有率 14.0%以上15.0%以下
●生産者を限定
高品質・良食味なお米の生産実績があるなど、一定の要件をクリアした「生産者」と品質・出荷基準のチェック体制が整った「集荷業者」が組織する「生産団体」が生産を担います。
●安全・安心の栽培方法
安全・安心や環境に配慮し、農薬の使用を半減した栽培(延べ使用成分回数※:20成分回数→10成分回数以下)を標準とします。
※使用した農薬に含まれる有効成分の延べ使用回数
●あきたこまち並の収量を実現し、栽培上の弱点も克服
あきたこまち並の収量を実現し、栽培上の弱点も克服「あきたこまち」より出穂期で6日、成熟期で9日遅い晩生種。
収量は「あきたこまち」並で、いもち病に強く、高温や低温による品質低下も少ないという特性を持っています。
★ 品種名の由来 ★
美人で高貴な平安時代の歌人、小野小町(おののこまち)のように、おいしいお米として末永く、みんなに愛されるような品種になってほしい、との願いがこめられ名前がつけられました。
★ 品種 ★
「あきたこまち」は、1975年に福井県農業試験場で「コシヒカリ」と「奥羽292号」を掛け合わせて作られたF1(雑種一代)品種をもとに開発が行われ、1982年、秋田県農業試験場によって「秋田31号」として誕生しました。
「コシヒカリ」の血を受け継ぐ良食味と、平安時代の歌人で絶世美人「小野小町」にちなんだネーミングの良さと、良食味品種を目指したため、誕生以降、消費者に強い支持を得続けています。
コメント
★ 品種名の由来 ★
「ゆめ」は、多くの農家より求められている病気や寒さに強く、多収性を求める夢の品種であること、「おばこ」は、産地である秋田の女性をイメージする強い信念と炊飯した時の軟らかさを合わせ持つことから『ゆめおばこ』と命名されました。
★ 品種 ★
「ゆめおばこ」は、「あきたこまち」に代わる米として、「岩南8号」と「秋田58号」を親に、平成20年にデビューしました。
栽培のしやすさ、病気への強さ、収穫量の多さから、現在に至るまで“業務用米”として認識されてきました。
しかし、その実力は「あきたこまち」とは全く違う食感や味わいを持った、魅力あふれる新たなお米なのです。
★ 品種名の由来 ★
秋の爽やかさとお米のきらきらした様子から命名されました。
★ 品種 ★
「秋のきらめき」は、「いわてっこ」と「秋田47号」の交配から誕生しましるれるれるめるるるるめめた。
「秋のきらめき」は、秋田県内の高冷地でも美味しく育つお米が作りたいという生産者の思いを受けて、2015年にデビューしました。
★ 品種名の由来 ★
ご飯にしたときのふっくら感がまるで春先に降る「淡雪」のようであることと、秋田を連想する「こまち」をあわせて「淡雪こまち」と命名されました。
★ 品種 ★
「淡雪こまち」は、成熟期が早く倒伏に強い品種「ではひかり」と低アミロース品種「奥羽343号」の交配から誕生しました。
山々に囲まれ、冷涼な気候で降雪の多い鹿角の気候風土に合った、特色のある品種を栽培できないか・・・との思いから、平成18年に試験栽培を始め、県の認定品種として平成21年より本格的に栽培を開始した、秋田県のオリジナル低アミロース米です。
栽培に当たっては「直播栽培」のほか、農薬や化学肥料を使用した「特別栽培米」に取り組み、環境に配慮した、より自然な米作りを実現しています。
白米を見てみると、その色は半透明から透明で。真っ白ではありません。
つまり「淡い白色」のお米です。
さらにご飯にしたとき、炊きたてのふっくら、ふんわり感が、まるで春を待ちわび、舞い降りる淡雪のようです。
★ 品種名の由来 ★
粒の大きさと秋田米のおいしさの表現から命名されました。
★ 品種 ★
「つぶぞろい」は、「秋田59号:めんこいな」と「奥羽366号:ちゅらひかり」の交配から誕生しました。
1,000粒の米の重さを比べてみると、一般の米は22~23gのところ、つぶぞろいは25~25.5gあります。
そして、噛むほどに甘みが増し、粘り、味、香りともバランスが良いお米です。
主に、県内の平坦部において、秋田の風土と生産者の思いで育まれ、10月上旬ころに収穫されます。(JA全農あきたHP記事より)
・つややかな白さ
・ふわっともちもち
・さわやかな甘味
・冷めても粒しっかり
★ 品種名の由来 ★
越後の「越」が「コシ」と読めることから、「コシ」の国に光り(ヒカリ)かがやくような品種になるように、との願いが込められています。
★ 品種 ★
「コシヒカリ」は、新潟県農業試験場で「農林22号」を母に、「農林1号」を父として、昭和19年に交配されました。
のちに一部が福井県農業試験場へ分譲され、「越南17号」という系統ができあがりました。
昭和29年から「越南17号」は、各県で試験栽培が行われ、魚沼地域では南魚沼市(旧大巻村)で試験栽培が行われました。
魚沼地域での試験栽培の結果は、他の地域に比べて成績が優れていて、魚沼の風土に適した品種であることがわかりました。
しかし、食味と品質は良かったものの、倒れやすく病気に弱いという欠点がありました。
その後も、生産者と関係機関が一丸となって技術改良を進めて、昭和31年に新潟県の奨励品種となりました。
昭和54年から、北海道と沖縄を除く全国で生産されています。
稲穂の伸びやすく倒れやすい上に、「いもち病」にも弱い、現在の異常気象にも弱いという欠点もあります。
★ 品種名の由来 ★
この名称は、「雪若丸」のしっかりした粒感や稲姿(いなすがた)などが男性的で あること、際立つ白さとつやのある外観が雪のように美しいことを表しています。
さらに、白さとつやの特長が「つや姫」に似ていることに加え、山形県で「つや姫」 の次に生まれたお米であり「つや姫」の弟をイメージさせるのにふさわしいとし て、この名称に決まりました。
★ 品種 ★
「雪若丸」は、「山形80号」と「山形90号」の交配から誕生しました。
かつて、こんなに美しいお米が、あっただろうか。
おいしいお米は、粒が美しい。
粒が美しいお米が、おいしいごはんになるんだね。
あの「つや姫」に、凛々しい弟君の誕生です。
その名も「雪若丸」。
雪のように輝く白い粒。
ひと粒ひと粒の食べ応えは、まさに新食感。
見事な「炊き映え」は、「白いごはん」の極致です。
あっさりと上品な味わいはどんなおかずも引き立てて、毎日の日常が、ひと味リッチになることでしょう。
炊飯米の白さ・外観・光沢・味が優れています。
しっかりした粒感と適度な粘りが両立した“新食感”が特長です。
★ 品種名の由来 ★
炊上りのツヤと輝きが素晴らしく、10年かけて大切に育ててきた思いを「姫」という文字に込めて。
★ 品種 ★
「つや姫」は、「山形70号」と「東北164号」の交配から誕生しました。
明治時代に本県庄内町(旧余目町)で阿部亀治氏が育成した水稲品種「亀の尾」は、品種改良の交配親として盛んに用いられ、その良食味性が「コシヒカリ」や「はえぬき」に引き継がれています。
この山形県育成品種である「はえぬき」は、平成3年に育成され、収量・品質が安定していることから、いもち病に弱く倒れやすかった「ササニシキ」に代わり、瞬く間に県の主力品種に駆け上がりました。
しかし、全国的に「コシヒカリ」の作付けが拡大していく中で、生産者からさらなる良食味品種が求められてきたことから、極良食味系統の開発が急がれました。
そこで、平成10年から「つや姫(山形97号)」を、山形県立農業試験場庄内支場(現 山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)において育成しました。
育成期間を短縮するために、暖房した世代促進ハウス内で冬期間も栽培しました。
また、ほ場での栽培では苗を一本ずつ植え、病気に強いか、収量が穫れそうか毎日観察しながら選抜しました。
育成世代の早い段階から実際にご飯を炊いて食味試験を行いました。
こうして、10万分の1の確率で選抜された本県オリジナル品種「つや姫」は、「亀の尾」の良食味性を引き継いで誕生しました。
★ 品種名の由来 ★
宇都宮大学の頭文字「U」と、農場の雄大さや稲穂の優れて大きいという特徴、それと21世紀の主役品種になってほしいという気持ちを込めて「ゆうだい21」と名付けました。
★ 品種 ★
「ゆうだい21」は1990年に、前田忠信宇都宮大学名誉教授(当時農学部教授)が、農学部附属農場で偶然発見した稲穂の株を元に、20年もの年月をかけて開発し、2010年に品種登録された、国立大学生まれのお米です。
2010年の品種登録以来、日本各地で様々な生産者さんが栽培した「ゆうだい21」が、毎年数多くの品評会で最高賞を受賞するなど高い評価を得ています。
「ゆうだい21」は、大粒ですが厚みはやや薄いという特徴があり、「コシヒカリ」とは異なる甘味と粘りを持っています。
・炊飯直後の粘りは「コシヒカリ」の5.5倍。
・粘りがあると言われている「ミルキークイーン」の3.4倍。
・冷めてから6時間経過後の硬さは炊飯直後と変わらない。
というデータもでています。
品種名の由来 ★
「食べると夢心地になるほど美味しい」ことから命名されたそうです。
★ 品種 ★
「夢ごこち」は、「コシヒカリ」のプロトプラスト培養によって得られた再生植物体によって選抜・育成された低アミロース米です。
低アミロース米とは、もち米とうるち米(コシヒカリ等)の中間のお米で、うるち米のアミロース含量が17~23%であるのに対して、アミロース含量が3~17%程度と、うるち米よりもアミロースが低いお米です。
艶々としていて、やや柔らか食感で、粘りも強く、冷めても美味しさが失われにくい、美味しいご飯になると言われています。
★ 品種名の由来 ★
低アミロースの特徴の一つである、玄米の表面がミルク(牛乳)のように白濁している状態から、「ミルキークイーン」と命名されました。
★ 品種 ★
「ミルキークイーン」は、「コシヒカリ」に突然変異原のMNU(メチルニトロワソウレア)の処理した後に育成された、低アミロース米という半もち形質の代表品種です。
炊き上がったお米は粘りが強く、冷めても固くなりにくい性質があるため、おにぎり、お弁当でもよく使用されています。
「ミルキークイーン」の特徴は、炊き上がりのお米の色に表れていて、普通のお米の炊き上がりは表面の色が半透明になるのですが、「ミルキークイーン」は乳白色になります。
粘りと柔らかさが強いという特徴を持っていますので、粘りなどが強すぎると感じる場合には、炊飯器の「硬めモード」で炊き上げるか、炊飯時の水加減を若干少なくして炊いてみてください。
甘さはほとんど変わりませんが、粘りと柔らかさは抑えることが出来ます。
また、他の品種に1~2割り程度混ぜて炊き上げる方法もあります。
★ 品種名の由来 ★
米どころ山形県で生まれ育ったオリジナルの米、まさに生え抜きの米が大きく飛躍(ひやく)し続けることを願って名前をつけられました。
★ 品種 ★
「はえぬき」は、平成4年に山形県から「ユメのコメ」として誕生した、「庄内29号」と「あきたこまち」の交配から誕生しました。
「あきたこまち」「コシヒカリ」「ササニシキ」等の美味しさを受け継いでいて、品質の良い、安定したお米です。
「はえぬき」は炊飯特性調査で、味、香り、外観、食感、粘りのどの項目でも高得点を獲得。バランスの良いマルチなお米です。
日本を代表する銘柄米の良いところを受け継ぎ、また炊飯後の経時劣化も少ないので、お弁当にも最適です。
★ 品種名の由来 ★
ふっくらと炊きあがり、丸くて大きいお米であることが名前の由来です。
★ 品種 ★
「ふくまる」は、茨城県農業総合センター生物工学研究所において、早生で高温耐性に優れる「ふさおとめ」を母に、早生で大粒の「ひたち20号」を父として交配の組み合わせから、収量性や玄米品質を重視して選抜され、平成24年に県の奨励品種に採用されました。
「ふくまる」の最大の特長は「際立つ粒の大きさと豊かさ」であり、炊き上がりの美しさは一流料理人たちからも絶賛されています。
★ 高品質米生産 ★
茨城県では、県内で発生が増加しているイネ縞葉枯病に対応するため、本県オリジナル品種「ふくまる」に病害の抵抗性をもたせた「ふくまるSL」(令和2年8月3日品種登録出願公表)を育成しました。
「ふくまるSL」は「ふくまる」と品質・食味が同等であることから、収穫物は農産物検査を受検した後、産地品種銘柄「茨城県産ふくまる」(「ふくまる」の品種群)として、令和3年産から取り扱われるようになりました。
イネ縞葉枯病抵抗性をもつこと、千粒重がやや大きいこと以外の性質は、従来の「ふくまる」と同等です。
★ 品種名の由来 ★
茨城の早場米生産に向く極早生で、おいしさを兼ね備えた期待の星として名づけられました 。
★ 品種 ★
「ふさおとめ」を母に、「愛知101号」を父にして誕生しました。
県南・鹿行地域の早場米栽培地帯では「あきたこまち」が多く作付けされていますが、一部の地域では無理な早刈りによる青米の混入や、成熟期が高温期にあたることから、白未熟粒や黒点米などの発生による品質の低下が問題となっていました。
そのため、「あきたこまち」より早く成熟し、高温下でも品質に優れる極早生品種が強く要望され、これらの特徴を兼ね備えた水稲品種として、茨城県潮来市の水田で県が独自開発した極早生(ごくわせ)品種「一番星」が誕生しました。
平成26年5月2日に品種登録され(登録番号第23395号)、平成26年度に茨城県の認定品種として採用されています。
★ 品種名の由来 ★
虹のように多彩な特性を持つ事、ご飯の炊き上がりが艶やかである事から「にじのきらめき」と名付けられました。
埼玉県の公募で、500点の中から決められ、埼玉県の愛称である「彩の国」と、埼玉県産米の「輝く未来」という2つの言葉からイメージして名付けられました。
埼玉県農林総合研究センター(現:埼玉県農業技術研究センター)で平成4年に交配を行い、平成6~7年の2年間は、沖縄県で二期作(年に二度稲を栽培すること)を行って育種期間を短縮し、平成14年に誕生しました。
愛知県で育成された、食味の良い品種でコシヒカリの系統の「祭り晴」を母、埼玉県で育成された、病害虫に強い品種でササニシキの系統の「彩の夢」を父とした交配種です。
埼玉県は、気候等に恵まれているため、通常でも農薬使用回数は少ないですが、「彩のかがやき」は、複数の病害虫に抵抗性から、さらに農薬使用量を減らすことができます。
★ 品種名の由来 ★
千葉県房総半島の「房」と、白くふっくらとしてツヤのある炊きあがりを連想させる「おとめ」を組み合わせました。
★ 品種 ★
「ふさおとめ」は、「ひとめぼれ」と「ハナエチゼン」の交配から誕生しました。
千葉県が独自に育成した早生品種です。
平成10年に登場し、千葉県の作付けの約1割を占めています。
ふさおとめの特徴
・粒が大きい
・炊きあがりの艶・見栄えは非常に良い
・粘りは控えめで、あっさりとした食味
★ 品種名の由来 ★
★ 品種 ★
「ふさこがね」は、「中部64号」と「ふさおとめ」の交配から誕生しました。
平成18年にデビューした千葉県の独自品種で、千葉県の作付けの約1割を占めています。
ふさこがねの特徴
・粒が大きく、ふっくらとした炊き上がり
・色白で艶があり、見た目も非常においしそう
・やや軟らかく、もっちりとした粘りがある
・冷めても硬くなりにくいため、おにぎりや太巻き寿司にも最適
★ 品種名の由来 ★
誠実で芯が強く、かつスタイリッシュな現代的日本男児をイメージして命名されました。
★ 品種 ★
「新之助」は、「新潟75号」と「北陸190号」の交配から誕生しました。
日本一栽培が難しいと言われた「コシヒカリ」をトップブランドへと育て上げた、農家の伝統。
何代にもわたって独自の方法を築きイノベーションを重ね続けた、研究の軌跡。
そんな米どころとしての歴史を誇る新潟が、今、新たに。
現代の食風景と向き合い、かつてない「米づくり」に挑戦しました。
それは、おいしいお米を最高の状態で食べていただくために、田んぼから食卓まで、しっかりとおいしさを導くということ。
ついに誕生した新潟米「新之助」は、きらめく大粒にコクと甘みが満ちていて、ごはんの可能性が、無限に広がります。
日本の食の未来を切り開くお米です。
肥よくな大地、雪どけの清流、米づくりに適した気候風土が広がる新潟県。
日本随一の米どころである新潟県には、米づくりの長い歴史と伝統が息づいています。
先人たちが築き上げてきた確かなノウハウに、作り手の熱い想いを込めて。
米どころ新潟のプライドをかけて研究&開発されました。
「新之助」と代表的な米の品種について、それぞれの味を味覚センサーにより数値化を行った結果、米のおいしさに関連するコク、味の厚み、濃さ・ボディ感、旨味、甘味すべてにおいて、「新之助」は平均値よりも高いことがわかりました。
特にコクと甘味、味の厚みに特徴があり、その数値は他道府県産の代表的な品種とは大きく異なることがわかります。
この味の積み重ねが、「新之助」の豊潤なおいしさの源となっているのです。
★ 品種名の由来 ★
「こしいぶき」という名前は、越後(『こし』)の新しい息吹(『いぶき』)という意味で、21世紀に登場するお米にふさわしく、コシヒカリの血統を受け継ぎ、新鮮で活力に満ちたイメージで、県民投票実施の結果、命名しました。
★ 品種 ★
「こしいぶき」は、「コシヒカリ」を親にした「ひとめぼれ」と「どまんなか」を交配して、平成12年に新潟農試で開発された、新潟県のオリジナル品種です。
つや、香りなどは、コシヒカリの血統をしっかりと受け継ぎ、「コシヒカリ」に匹敵する粘りと美味しさがあると評価されています。
「コシヒカリ」よりも10日ほど早く稔ることが大きな特徴で、モミが稔る時期に、気温が高くても、玄米の品質が低下しにくいという特徴を持っています。
★ 品種名の由来 ★
雪のように美しく、透明感のあるお米をイメージして名付けられました
★ 品種 ★
新潟県では早生の中間型に属する粳種で、 耐倒伏性が強く、全体的な品質も高い事から、地力窒素の発現が大きい転作跡の圃場において安定した栽培が可能な品種です。
粘りすぎずアッサリとした味わいが特徴です。
適度な硬さと歯ごたえ、ほのかな甘みがあり、料理を引き立ててくれます。
また、油との相性が良いので炒飯にもよく合い、パラパラとしたおいしい炒飯が作れるとの好評もあります。
★ 品種名の由来 ★
「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」となってほしいという思いが込められています。
日本全国から寄せられた100,000件を超える応募の中から選ばれました。
★ 品種 ★
「こしひかり発祥の地」 福井が持てる技術の粋を尽くし、およそ6年の歳月を掛けて開発した次世代を担う全く新しいお米です。
「コシヒカリ」を生んだ福井県農業試験場では「コシヒカリ」誕生後も「ハナエチゼン」「イクヒカリ」「あきさかり」など、これまでに40を超える品種を誕生させてきました。
近年の夏の高温により全国的に米の品質の低下が問題視される中で「コシヒカリ」を超える新たな品種を開発するため、平成23年5月に農業試験場に「ポストコシヒカリ開発部」を新設し「コシヒカリ」を超える新たな水稲品種の開発プロジェクトはスタートしました。
以下の明確な3つ育種方針の下、「福井の新しいブランド米」の開発がスタートしました。
●消費者の好みに合った味わいのある『おいしい』品種
夏の暑さでもきれいに実り、おいしい味を実現し、倒れにくい品種
病気に強く、有機質肥料で安定して栽培でき、農薬や化学肥料の使用を減らし、ふるさと福井の自然に負荷が少ない『環境にやさしい』品種。
●20万種を種付け、手作業で選抜を始める
まずは、平成23年に「コシヒカリ」を生んだ福井県農業試験場が、60年以上にわたり蓄積してきた水稲育種の経験と交配により育成した「福井の新しいブランド米」の候補20万種を1本1本田んぼに植え付けました。
草丈、穂が出る時期、耐病性、収量などを丁寧に調べ、真夏の暑い時は1日中田んぼの中で調べるので、麦わら帽子と飲み物は欠かせません。収穫も一種類ずつ手で刈り取り、昔ながらのハサがけ乾燥をしています。
その後は、稲穂からモミを手で外し、玄米の見た目を一粒ずつ確認し、「コシヒカリ」よりきれいなものを選んで1万2千種まで選抜しました。
●「コシヒカリ」を生んだ技術をベースに、最先端技術を駆使
手作業による選抜の一方で、稲の遺伝子により性質を識別する「DNAマーカー」による選抜を(独)次世代作物開発研究センターとの共同研究により、全国に先駆けて取り組みました。
その結果、「福井の新しいブランド米」は、高温に強く、品質が良く、おいしい味を持つ米の性質を正確かつ、複数の性質を同時に識別できることで、効率的な選抜ができるようになりました。
●味にこだわる
消費者の『おいしい』を開発に反映させるために、都市圏を中心とした消費者やプロの料理人の方々を対象に、米の「食味調査」を実施し、消費者の好みを分析研究しました。
普段は人前に出る機会が少ない研究者が、東京青山や日本橋三越などで、実際にごはんを炊いて食べてもらい約1,500人から意見をいただきました。この結果、「甘くて、もっちり、なめらかな食感」としたお米が好まれることが分かりました。
この味を求めて、試験場内に食味専用調査室を設け、多い時には朝から10種類を2時間おきに5回、計1日に50種類を食べ比べました。
これだけ多くの量を食べると、歯がつるつるになることを知りました。
また、ごはん粒一つ一つの硬さや粘りの測定や、米のデンプン成分の構造分析などによりごはんの粘り、硬さ、成分などを科学的に裏付けし、「コシヒカリ」を超えるおいしさを持つお米を作りだしました。
いちほまれHPより
★ 品種名の由来 ★
「風さやか」は、すがすがしい清らかな空気の元で育てられた、おいしいお米をイメージして名付けられました。
★ 品種 ★
「風さやか」は良食味・いもち耐病性強・多収、省力栽培適性を育種目標に、「北陸178号」を母親に「信交485号(後の「ゆめしなの」)」を父親として、2000年に人工交配した交雑後代から誕生しました。
「風さやか」は、長野県農業試験場が13年の歳月をかけて開発し、平成25年3月に品種登録された長野県オリジナル米です。
「風さやか」は、「コシヒカリ」や「キヌヒカリ」より晩熟であるので、これら品種との収穫作業競合を回避でき、収穫時期が遅いことから規模拡大が可能となります。
また、出穂期も遅く白未熟粒発生率が「コシヒカリ」より低いこと、倒伏に強く多収であることから、低コスト高位安定生産や減農薬栽培に貢献できるものと期待されています。
●特性
「キヌヒカリ」と比較して、次のような特性を持ちます。
出穂期で3日、成熟期で6日遅い、中晩生です。
短強稈で耐倒伏性が強、収量性は高く、精玄米重で8%多収です。
いもち病真性抵抗性遺伝子はPiiと推定され、葉いもち圃場抵抗性は中、穂いもち圃場抵抗性は強、穂発芽耐性は中からやや難です。
★ 品種名の由来 ★
「いのちの壱」は、田んぼが生物などの命のめぐり合うところであるという意味と、お米の命をいただいて私たち人間が生活しているという意味を込めて命名しました。
育成者の今井隆氏が自家圃場のコシヒカリの中から、偶然発見した異変株を固定化、育成した品種で、商品名(登録商標)は「龍の瞳」。
龍の瞳は、水稲品種「いのちの壱」の中の最高級のお米です。
★ 品種 ★
「いのちの壱」は、「コシヒカリ」の変異株から誕生しました。
その発見は突然の出来事でした。
2000年秋の昼下がり、稲の生育を確認するためにコシヒカリの田んぼの見回りをしていたとき、とびぬけて背の高い変わった稲がありました。
まるで、その稲がオーラを出しているかのように引き寄せられました。
その稲をよく見ると籾(もみ)は他品種の1.5倍ほどの大きさでした。
のちに「いのちの壱」と命名される新品種の発見です。
★ 品種名の由来 ★
食、地域社会、自然などと、人との間で「つながり」が薄れていると 言われています。
「結びの神」はこうした“つながり”への気持ちも込めて、 命名しました。
★ 品種 ★
温暖化高温化にの栽培環境では、高温障害という白く濁った粒の発生が問題となっています。
そのため、高温に強い耐性があり、粒が大きくて、猛暑でも安定した収穫量があり、高い品質が確保できる美味しいお米」を目標に、三重県農業研究所で12年の歳月をかけ、50万株以上の中から選び抜かれて、平成23年度に品種登録出願を行い、平成24年度に「三重23号」が誕生しました。
「三重23号」は三重県のオリジナル品種で、コシヒカリに代わる新しい三重ブランド米です。
★ 結びの神となるには ★
「三重23号」のうち、こだわりの農法で「みえの安心食材認証」を取得した登録農家生産者「農の匠」のみが作り、品質基準「農産物検査1等米格付、玄米タンパク含有量6.8%以下」に合格した米のみが「結びの神」となります。
県が定める厳しい3つの基準「玄米タンパク含有量が6.8%以下であること」「生産者が“みえの安心食材”の認証を受けていること」「農作物検査規格1等格付けであること」これらすべてをクリアして初めて、結びの神として販売することを認められます。
●品種の特徴
高温登熟性に優れ、玄米外観品質は良好。
稈長が短く、耐倒伏性が高い。
外観につやがあり、極良食味。
玄米千粒重は「コシヒカリ」より1g程度大きい。
●ご飯の特徴
味:さっぱりとした味わい
白さ:光沢がある
艶:つやがいい
粘り:ほどよい粘り
香り:ほどよい香り
柔らかさ:柔らかさと硬さのバランスが絶妙
口当たり:もちもち感
●試食評価
米粒が大きくしっかりしているため、ふっくら美しい炊きあがり。
もちもち感がありながらべたつきが少なく、噛みしめるほどに味わいが広がります。
冷めてもおいしく、おにぎりやお寿司、丼物、カレーライスなど、家庭・外食問わず人気のメニューに最適なお米です。
三重県HPより
★ 品種名の由来 ★
食や地域社会、自然などと、人との間でつながりが薄れているといわれる中で、“つながり”への気持ちを込めて命名されました。
★ 品種 ★
「三重23号」は三重県のオリジナル品種で、コシヒカリに代わる新しい三重ブランド米です。
●品種の特徴
高温登熟性に優れ、玄米外観品質は良好。
稈長が短く、耐倒伏性が高い。
外観につやがあり、極良食味。
玄米千粒重は「コシヒカリ」より1g程度大きい。
●ご飯の特徴
味:さっぱりとした味わい
白さ:光沢がある
艶:つやがいい
粘り:ほどよい粘り
香り:ほどよい香り
柔らかさ:柔らかさと硬さのバランスが絶妙
口当たり:もちもち感
●試食評価
米粒が大きくしっかりしているため、ふっくら美しい炊きあがり。
もちもち感がありながらべたつきが少なく、噛みしめるほどに味わいが広がります。
冷めてもおいしく、おにぎりやお寿司、丼物、カレーライスなど、家庭・外食問わず人気のメニューに最適なお米です。
三重県HPより
★ 品種名の由来 ★
農林水産省茶 業試験場(静岡)で育成されましたが、命名登録を行ったのは鹿児島県です。
「緑の葉が豊かに生い茂る」というのが名前の由来です。
★ 品種 ★
スーパーコシヒカリ
「コシヒカリ」を栽培している田んぼで、がっしりと背が高く、成熟が遅い穂が2本見つけられました。
そのたった2本の穂から生まれた品種が、コシヒカリの変異株「みどり豊」です。
主に滋賀県と福島県で栽培されていて、コシヒカリより食味が優れるとまで言われています。
コシヒカリよりも粘り強く、ふっくらとして炊きあがり甘みも強く、冷めても、炊き立ての美味しさを維持しています。
「みどり」と「豊」は、育種家の子ども2人の名前です。
★ 品種名の由来 ★
美しく輝く豊かな琵琶湖の水が連想されることから名づけました。
★ 品種 ★
「みずかがみ」は、「滋賀66号」と「滋賀64号」の交配から誕生しました。
「みずかがみ」は、温暖化対応品種として育成されました。
高温に強く、猛暑の年でも品質が安定しています。
猛暑が続くと、お米の品質や味が悪くなります。
調査結果では、「コシヒカリ」と同等以上の味で、おいしいお米として期待されています。
「みずかがみ」は、炊きあがりが白く、光沢があります。
ほどよい粘りで、噛みしめるとまろやかな甘みがあります。
冷めてもおいしく、おにぎりやお弁当などでもお米本来の美味しさをしっかりと味わっていただけます。
★ 品種名の由来 ★
「びわ湖のようにキラキラして、みずみずしいお米になるように、この名前にしました」
★ 品種 ★
母親の「にこまる」と父親の「滋賀69号」を、2009年に交配して得られた候補から、より優れたものを選び出す作業を、何度も繰り返し、13年の歳月をかけて「きらみずき」が誕生しました。
夏季の高温等の気候変動による収量や品質低下等を背景に、水稲新品種の開発が求められてきました。こうした中、滋賀県では、農業技術振興センターにて食味、玄米外観品質が優れ、かつ高温登熟性が高いことで、作りやすく安定した生産が可能な「きらみずき」を開発しました。
「きらみずき」は、 大粒でしっかりとした食感、すっきりとした瑞々しい甘さ が強みで、噛むほどに甘さが広がります。食味官能検査では、「コシヒカリ」と同等以上の評価を得ています。
「きらみずき」の栽培方法は、栽培期間中に化学肥料(窒素成分)と殺虫・殺菌剤を使用しない栽培、またはオーガニック栽培に限定しています。
環境への配慮とおいしさにこだわる生産者と消費者をつなぐお米です。
★ 品種名の由来 ★
強稈・良食味品種「キヌヒカリ」の後代から生まれた優良品種となることを願って命名されました。
★ 品種 ★
「きぬむすめ」は、良食味品種である「キヌヒカリ」と「祭り晴」の交配によって誕生しました。
「日本晴」熟期の良食味品種の育成をめざし、(独)九州沖縄農業研究センターで開発されました。
収量性や品質など他の形質のバランスが良く安定しており、「コシヒカリ」並みにおいしく、玄米品質も安定していて、「コシヒカリ」に次ぐ島根の主力品種として普及に力を入れています。
「日本晴」より2日程度、「コシヒカリ」より1週間程度晩生(おくて)で、特性のバランスが良く栽培しやすいのが特長です。
早生の良食味品種として温暖地の平坦部、準平坦部および暖地全域に適する。
穂発芽性は“やや易”で耐倒伏性も強くないので、倒伏防止のため極端な多肥栽培は避ける。
白葉枯病抵抗性は“やや弱”なので、常発地での栽培を避ける。縞葉枯病にも罹病性であるため、常発地帯での栽培を避ける。
ご飯の食味、特に白さとツヤに優れ、その食味はコシヒカリと同等か、栽培地域によっては上回るほどおいしいお米です。
玄米の外観品質も安定して良好で、近畿中国四国地域の連絡試験で、コシヒカリ、ヒノヒカリを上回る品質、収量性を示しました。
島根県で4,000ha以上が作付けされ、さらに大阪府、和歌山県、鳥取県、兵庫県、山口県、静岡県でも奨励品種として普及が進んでいます。
★ 品種名の由来 ★
里を明るく照らす月のような品種になるよう願いをこめて、「さとのつき」と命名されました。
★ 品種 ★
「さとのつき」は、「ミルキークイーン」由来の低アミロース系統である「中系d2837」と、耐倒伏性の強い中間母本系統「関東PL12」の雑種第1代と、良質・良食味の「中国178号」を交配して誕生した品種です。
西日本の主力品種「ヒノヒカリ」より2割程度、西日本向けの低アミロース米品種の「姫ごのみ」より1割程度多収です。
また「さとのつき」精米のアミロース含有率は約11%で、一般の食用品種より7%ほど低いです。
「ヒノヒカリ」と比較すると、出穂期はほぼ同じで、成熟期は4日ほど遅く"やや晩生"です。
また耐倒伏性が強く、縞葉枯病には抵抗性を示します。
栽培適地は、西日本を中心とした地域です。
★ 品種名の由来 ★
「ひとたび食べると、恋するときめきや、情熱があふれ出てくる気持ちになるようなコメになってほしい」という気持ちが込められています。
★ 品種 ★
「恋の予感」は、縞葉枯病抵抗性を有する良質・良食味品種の育成を目標として、「西海232号」(後の「きぬむすめ」)と「中国178号」との交配後代より育成した品種です。
★ 品種名の由来 ★
「にこまる」の名は、笑みがこぼれるほどおいしい品種で、丸々とした粒張りのよさを表現しています。
★ 品種 ★
母親は近畿・中国地域の6府県で奨励品種になり、急速に普及が進んでいるおいしい早生(わせ)のお米「きぬむすめ」、父親には倒れにくく品質の良い「北陸174号」(熊本県で普及している「いただき」の兄弟)の交配組み合わせから育成されました。
「にこまる」は、九州のブランド米「ヒノヒカリ」に代わりうる品種として、両親ともに「コシヒカリ」の血を引くおいしい系統で、両親の良いところを受け継いでいて、おいしさ、品質、収量の3拍子揃ったお米を目標に開発された品種です。
玄米品質は特に粒張りが良く、高温の年でも品質は安定しており「ヒノヒカリ」よりも優れます。
ご飯の食味は、光沢が良く粘りが強く、「ヒノヒカリ」と同等かそれ以上です。
・両親ともに「コシヒカリ」の血を引く系統で、その良い所だけを受け継いだお米です。
・炊飯すると、外観は光沢が良く大粒で、粒立ちが良いお米です。
・高品質・大粒のため、様々な炊飯器で炊飯しても、良さが引き立って炊くことが出来ます。
・食感は、やや柔らかい食感ですが、米粒をしっかり感じることが出来ます。
また、時間が経過しても、色つやが落ちにくく、さらにしっかりとした食感が味わえます。
★ 品種名の由来 ★
低アミロース米の特長である米飯の光沢が良くつややかで、「にこまる」の後代である品種の意味です。
★ 品種 ★
「ぴかまる」は、「関東221号」と「にこまる」の交配から誕生しました。
低アミロース米はご飯の粘りが強く、冷めても硬くなりにくい特徴があることから、家庭用のお米のほかに、ブレンド用や業務用としても需要があります。
しかし、九州では安定して栽培できる特性の優れた低アミロース米品種がこれまでなく、この地域に適した新品種が望まれていました。
そして待望の、西日本向きの低アミロース米「ぴかまる」が誕生しました。
・「ぴかまる」は、「ヒノヒカリ」等の一般のうるち米品種よりも、デンプンの一種であるアミロースの含有率が低いため、ご飯の粘りが強い特性があります。
・「ヒノヒカリ」に比べ、収量が約10%多く、食味は同等以上です。
・直播適性に優れ、いもち病と縞葉枯(しまはがれ)病にも強くなっています。
・家庭用の他、ブレンド用・業務用の利用が期待され、九州の3県で試作が開始されています。
生産適地は九州をはじめとする西日本の平野部です。
出穂期・成熟期は「ヒノヒカリ」と同程度の中生。
九州地域の主要品種「ヒノヒカリ」に比べ倒伏に強く、移植栽培では9%、直播栽培では13%収量が多い特長があります。
また、稲の主要な病害であるいもち病と縞葉枯病に強く、農薬の使用を減らせる可能性があります。
★ 品種名の由来 ★
西日本(九州)を現す「日」(太陽)と、その飯米が光り輝くさまから。
★ 品種 ★
「ヒノヒカリ:南海102号」は、「コシヒカリ」と「黄金晴」の交配によって、宮崎県総合農業試験場(農林水産省指定試験地)で育成された品種です。
1989年に水稲農林299号「ヒノヒカリ」として命名登録され、翌1990年に種苗法による品種登録されました。
★ 品種名の由来 ★
「さがびより/佐賀日和」という名称には、気候が大きく変動する中で、雨が降り続いたり、強い風が吹いても日々米作りに励み、自慢の米を収穫する秋には笑顔で晴れやかな日を迎える、そんな「思い」がこもっています。
★ 品種 ★
「さがびより」は、「天使の詩」と「あいちのかおり」の交配によって誕生しました。
つやのある光沢、もっちりした食感と甘み、香りがある米です。
近年、高温による米の品質の低下が問題になっていますが、「さがびより」は、高温に強い米として、佐賀県で育成されました。
★ 品種名の由来 ★
新世紀の佐賀米作りへの「夢」と、朝露に濡れる稲の新鮮なイメージを「しずく」という言葉で表現し、県の米袋のデザインは、佐賀県厳木町出身の、風の画家「中島潔」さんのあたたかなイラストになっています。
★ 品種 ★
「夢しずく」は、「キヌヒカリ」と「ひとめぼれ」の交配によって生まれた品種です。
ほどよい粘りと優れた味わい、食欲をそそるふっくらでつやのある光沢が高い評価を受けています。
★ 品種名の由来 ★
ひと粒ひと粒が真っ白で艶がありその美しさから汚れを知らない天使のイメージと重ね、「天使からの贈り物」という意味を含めて命名されました。
★ 品種 ★
「天使の詩:旧名SAGA27号」は、平成5年に佐賀県農業試研究センターで、晩生多収・良食味の「西海201号」を母親に、早生・良食味の「関東165号」を父親として育成されました。
米粒の大きさは中粒中形で、充実感があり厚みもあるため、炊き上がりの見栄えや、光沢のよさは多品種の追随を許しません。
味は「コシヒカリ」の血を引いているため「コシヒカリ」に近いといえますが、粒の大きさ・粘り具合・甘さなどのバランスから、今までに無い新しい味といえます。
・稲姿がよく、止め葉は直立性です。そのため太陽の光をいっぱい受け育ち、病気に強い品種です。
・栽培上、良食味にするため、少肥栽培に努めています。
・玄米の形状は中粒中形で充実よく厚みがあります。
・ご飯は光沢があり、炊きたてでも冷めても程よい粘りと甘みがあるのが特徴です。