ブランド化戦略
ブランド化の検討事項で確認してもらった内容から、その地域のブランド化戦略を探し出し、他の地域とは異なるブランド米を作っていきます。
- 産地としてブランド化するかの検討をする。
- やる気のある生産者を決める。
- 生産者をまとめる組織を決める。
- ブランド化する米を決める。
- ブランド化する米の特徴を決める。
- TPP対抗策を検討する。(精米・玄米・加工・炊飯・レトルトなど幅広く)
- 環境を最大限に考慮した栽培方法を決める。
- 土質・水質・放射線検査などの工程や回数を決める。
- アンテナショップ兼、販売店を見つける。
- 取引価格と量を決める。
- 根がよく伸びる栽培管理をする。
- 病害虫被害を抑える栽培指導をする。
- 温暖化対策を徹底する。
- 肥料切れをおこさないように注意する。
- 刈り取り適期をシッカリ確認して行う。
- 新米の香りが残る乾燥方法を目指す。
- 石・モミ混入がない選別を心がける。
- 区分分けした細心の品質管理をする。
- 出荷体制になったらスムーズな流通をする。
- 販売状況を常に把握する。
- 農閑期に諸々の問題点などを検討し、春の田植えに向けた改善策を検討する。
- 特徴や基準を満たしていない米については別基準での販売を検討する。
- 失われ始めている郷土料理の復活を検討する。
- 米粉・米麺などへの進出準備を検討する。
- 地域活性化のため食文化への、取り組みを検討する。
- B級グルメ等への参加も検討する。
- 消費者に、何度も産地へ来てもらう計画を検討する。
ブランド化戦略のスケジュール
初回
・1回の打ち合わせで、通常は4~5時間のお時間が必要です。
・地域の歴史・文化・風土・環境等の情報が必要です。
・地域の地図・水田の現状が判る白地図等が必要です。
2回目
・SPRブランド化戦略についてのチェック
・SPRブランドシート
・SPRブランド化戦略の3本柱
3回目以降
・お米の出来不出来の確認
・販売状況の報告・分析・解析
・栽培技術の確認・修正
最低3年間の継続が必要です。
1年目の結果を踏まえて、2年目の取り組みとなります。
過去2年間の結果を踏まえて、3年目の取り組みとなります。
その後も同じような考え方で、次の2年間を継続していきます。
今まででしたら、3年+2年+3年+2年という10年計画を立てて実行していました。
ですが、既に産地には、それだけの時間が残されていません。
したがって、3年+2年という最短でのブランド化戦略でブランド化をしてしまう考え方となっております。
ただし、短時間でブランド化を実行していることから、ブランド米としては不安定な存在のままとなっている可能性がありますので、産地側での継続をお願いいたします。