高度クリーン栽培
「高度クリーン米・高度クリーン栽培米」とは
「高度クリーン米・高度クリーン栽培米」は、スズノブが中央農試技術体系化チームの高度クリーン米栽培の体系化実証(クリーン農業:H16~17)に賛同し、Suzunobu ProJect Riceとして、全国の米穀店のみでの販売を提案したものです。
化学合成農薬の使用は、「特別栽培米」では慣行栽培の1/2以下ですが、「高度クリーン米・高度クリーン栽培米」はさらに厳しく、農薬成分の使用回数を慣行栽培の1/4以下(5回:慣行栽培の25%)以内に抑え、化学肥料施用量を慣行栽培の50%以上低減しているお米で、北海道でYES! clean認定農家の圃場において栽培されています。
「ななつぼし」では1/4以下、「きたくりん」では1/5以下にまで抑えています。
※ 中央農試技術体系化チーム(上川中部地区農業改良普及センター・空知東部地区農業改良普及センター)
「中空知」は、北海道のほぼ中央に位置しするエリアで、北海道を代表する「米処」の1つで、玉ねぎ、トマト、そば、メロンなど多彩な農産物が生産される、実り豊かな地域です。
「高度クリーン米・高度クリーン栽培米」は、この地域で、減農薬・減化学肥料栽培に取り組んできた、JAたきかわ・JAピンネ・JA新すながわの5つの水稲生産者団体が集まり、平成22年6月に作られた広域組織で、約530haの面積を有していた「中空知エコ米生産共和国」によって栽培されていました。
「中空知エコ米生産共和国」は、現在その役目を終え、「高度クリーン米・高度クリーン栽培米」は各JAと生産者団体によって管理・栽培されています。
もともと中空知には、減農薬・減化学肥料に取り組む生産者団体がいくつかあり、技術研鑽や情報交換を行っていました。
「中空知エコ米生産共和国」の各生産者団体は、それぞれ「JAたきかわ」「JAピンネ」「JA新すながわ」の3つのJAに所属していますが、複数のJAが一緒になって活動するのは、全国的に見ても珍しい試みですが、そもそもは、合同研修会や組織などのつきあいで顔見知りだった生産者同士が、情報の交換や生産技術の研究をしていたのが始まりでした。
「個人参加でなく、グループを参加資格としたのは、意思統一をはかるため。そのほうが足並みがそろうと考えました」と前加藤会長は言っていました。