■滋賀県 魚のゆりかご水田コシヒカリ-農薬5割減
滋賀県 魚のゆりかご水田コシヒカリ-農薬5割減
★ コシヒカリ ★
コシヒカリは、新潟県農業試験場で「農林22号」を母に、「農林1号」を父として、昭和19年に交配されました。
のちに一部が福井県農業試験場へ分譲され、「越南17号」という系統ができあがりました。
昭和29年から、越南17号は各県で試験栽培が行われ、魚沼地域では南魚沼市(旧大巻村)で試験栽培が行われました。
魚沼地域での試験栽培の結果は、他の地域に比べて成績が優れていて、魚沼の風土に適した品種であることがわかりました。
しかし、食味と品質は良かったものの、倒れやすく病気に弱いという欠点がありました。
その後も、生産者と関係機関が一丸となって技術改良を進めて、昭和31年に新潟県の奨励品種となり、「越の国に光り輝く品種」となることを願い「コシヒカリ」と命名されました。
★ 差別化 ★
田んぼに魚たちが飛び跳ね、青々とした田園に白サギが舞う。そして、田んぼには網を持って魚つかみをする子どもたちの歓声。
その光景を温かいまなざしでみつめる農家・・・
こんな光景の復活をめざして滋賀県が取組を進めているのが、人や生きものが安心して暮らせる田んぼの環境を取り戻す取組である「魚のゆりかご水田プロジェクト」です。
「魚のゆりかご水田米」は、琵琶湖から田んぼに遡上してきた魚が、産卵し、魚の子供が成育した水田で栽培されたお米で、次の要件を満たしていることを滋賀県が確認し、認証しているお米です。
- 環境こだわり農産物の認証を受けています。
- 遡上してきた魚が田んぼに入れるよう、魚道やその附帯施設を適正に設置・管理しています。
- 魚の赤ちゃんが田んぼで繁殖しているか現地で確認しています。
- 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすとされている除草剤は使いません。
「魚のゆりかご水田米」は、県内の直売所などで販売されています。
このお米を購入し、食べていただくことで、魚たちが遡上・産卵・成育できる水田環境が保たれます。
是非、食べることで、こうした取組を応援してください!
★ 栽培情報など ★
- ブランド名 魚のゆりかご水田米コシヒカリ-農薬5割減
- 産地(栽培地) 滋賀県
- 品種 コシヒカリ
- 節減対象農薬 当地比5割減
- 化学肥料(窒素成分) 当地比5割減
- タンパク質含有量 5.8%以下
★ 炊き上がり特徴 ★
◆ カートボタンの下に、産地・生産者情報があります ◆

★★★ 産地情報 ★★★
琵琶湖の周りには、琵琶湖基準水位と田んぼの標高との関係で、魚のゆりかご水田の実施に適した田んぼが約2,000haあります。
そのうち、平成30年度に「魚のゆりかご水田」に取り組んでいるのは、28地区(約148ha)です。
★★★ 生産者 ★★★
魚のゆりかご水田米の認証者