■福井県(JAふくい)永平寺れんげ栽培米コシヒカリ-栽培期間中不使用
福井県(JAふくい)永平寺れんげ栽培米コシヒカリ-栽培期間中不使用
★ コシヒカリ ★
コシヒカリは、新潟県農業試験場で「農林22号」を母に、「農林1号」を父として、昭和19年に交配されました。
のちに一部が福井県農業試験場へ分譲され、「越南17号」という系統ができあがりました。
昭和29年から、越南17号は各県で試験栽培が行われ、魚沼地域では南魚沼市(旧大巻村)で試験栽培が行われました。
魚沼地域での試験栽培の結果は、他の地域に比べて成績が優れていて、魚沼の風土に適した品種であることがわかりました。
しかし、食味と品質は良かったものの、倒れやすく病気に弱いという欠点がありました。
その後も、生産者と関係機関が一丸となって技術改良を進めて、昭和31年に新潟県の奨励品種となり、「越の国に光り輝く品種」となることを願い「コシヒカリ」と命名されました。
現在、「新潟県産コシヒカリ」という銘柄は、9割以上がコシヒカリBLという品種群であり、コシヒカリ(品種)とは異なっています。
★ 栽培情報など ★
- ブランド名 れんげ栽培米 コシヒカリ
- 産地(栽培地) JAふくい永平寺管内
- 品種 コシヒカリ
- 節減対象農薬 栽培期間中不使用
栽培期間中に、節減対象農薬を使用しなかった場合は、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」という表示になります。 - 化学肥料(窒素成分) 栽培期間中不使用
栽培期間中に、化学肥料を使用しなかった場合は、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」という表示になります。 - タンパク質含有量 6.2%以下
★ 炊き上がり特徴 ★
◆ カートボタンの下に、産地・生産者情報があります ◆

★★★ 産地情報 ★★★
福井県都福井市に隣接する永平寺町は、県内最大の河川九頭竜川が中央を流れ、町内には九頭竜川に平行して国道416号線とえちぜん鉄道(勝山永平寺線)が走っています。
西部には北陸自動車道が南北に通っており、福井北ICが近くに位置しています。
大本山永平寺や吉峰寺、松岡古墳群など多くの歴史文化資源が集積しています。
また、福井大学医学部、福井県立大学など学術研究機関なども立地しています。(永平寺町HPより)
JA永平寺は、1972年(昭和47年)に吉田郡管内の4農協が合併し吉田郡みどり農協を設立。
1982年(昭和57年)に名称変更し吉田郡農業協同組合となり、2016年(平成28年)の名称変更により現在の永平寺町農業協同組合(JA永平寺)となりました。
地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を展開しています。
中心部を貫いて流れる清流大河九頭竜川は水量が豊富で太い流れに育った鮎は身が締まりおいしいことで有名です。
山麓一帯は白山水系にも恵まれ、肥沃な土壌で生産工程管理記帳により丹精込めて育てられたお米は県内でも有数の良食味米です。
近年では、れんげの花を咲かせそれによる養分で栽培する特別栽培米「れんげ米」にも力を入れています。
また五領たまねぎ、上志比にんにく、ピクニックコーン、にんじん等の永平寺町地域振興作物の拡大に努めており、”永平寺ブランド”を最大限に生かした販売戦略を展開しております。(JA永平寺より)
★★★ 差別化 ★★★
●れんげ米農法プロジェクト
永平寺町はかつて、れんげ草の種の産地でした。しかし、昭和30年頃、化学肥料や農薬による近代農法の幕開けにより、れんげ草の栽培は衰退していきました。
そんな中、「もう一度、田んぼ一面に広がるれんげの花を見てみたい!!」という率直な気持ちと、「これからの子どもたちには安全なお米を食べさせてあげたい」という想いから、平成19年より再び「れんげ農法プロジェクト」に取り組みはじめました。
●れんげ農法(栽培)とは
秋に田んぼに種をまき、春に花を咲かせたれんげ草を土にすきこんで肥料とする農法です。
れんげ草は空気中の窒素を根に取りこんで貯め込むので、稲が必要とする窒素成分を含んだ元肥となり、土壌に力がつき強い稲を作ります。
れんげ草が肥料の役割をしてくれるので化学肥料は一切必要はなく、100%有機質肥料です。
れんげ農法は栄養たっぷりで人にも環境にもやさしい農法です。
●やさしいお米は学校給食にも
れんげ米は、福井県の特別栽培農産物認証制度の認証(農薬・化学肥料不使用)を受けています。
手間と愛情をいっぱいかけて作られた、おいしく安全なれんげ米だからこそ、永平寺町の小中学校の学校給食に採用され、「おいしいお米」を通じて食育にも貢献しています。
★★★ 生産者 ★★★
「れんげ農法プロジェクト」の想いに賛同して、平成19年から永平寺町有機農業推進協議会が設立されました。
永平寺町の美しい自然を育む、環境と人にやさしい米づくりを後世に残したいという想いでわたしたちは研究・生産に努めています。