■【真空パック】福井県(JAふくい)永平寺れんげ栽培米いちほまれ-栽培期間中不使用
【真空パック】福井県(JAふくい)永平寺れんげ栽培米いちほまれ-栽培期間中不使用
2018年10月放送、日本テレビ「満点☆青空レストラン」で、自分(五ツ星お米マイスター西島豊造)が番組内で紹介したお米です
★ いちほまれ ★
「こしひかり発祥の地」 福井が持てる技術の粋を尽くし、およそ6年の歳月を掛けて開発した次世代を担う全く新しいお米です。
この命名には、「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」となってほしいという思いが込められています。
日本全国から寄せられた100,000件を超える応募の中から選ばれました。 「コシヒカリ」を生んだ福井県農業試験場では「コシヒカリ」誕生後も「ハナエチゼン」「イクヒカリ」「あきさかり」など、これまでに40を超える品種を誕生させてきました。
近年の夏の高温により全国的に米の品質の低下が問題視される中で「コシヒカリ」を超える新たな品種を開発するため、平成23年5月に農業試験場に「ポストコシヒカリ開発部」を新設し「コシヒカリ」を超える新たな水稲品種の開発プロジェクトはスタートしました。
以下の明確な3つ育種方針の下、「福井の新しいブランド米」の開発がスタートしました。
- 消費者の好みに合った味わいのある『おいしい』品種
- 夏の暑さでもきれいに実り、おいしい味を実現し、倒れにくい品種
- 病気に強く、有機質肥料で安定して栽培でき、農薬や化学肥料の使用を減らし、ふるさと福井の自然に負荷が少ない『環境にやさしい』品種。
20万種を種付け、手作業で選抜を始める
まずは、平成23年に「コシヒカリ」を生んだ福井県農業試験場が、60年以上にわたり蓄積してきた水稲育種の経験と交配により育成した「福井の新しいブランド米」の候補20万種を1本1本田んぼに植え付けました。
草丈、穂が出る時期、耐病性、収量などを丁寧に調べ、真夏の暑い時は1日中田んぼの中で調べるので、麦わら帽子と飲み物は欠かせません。収穫も一種類ずつ手で刈り取り、昔ながらのハサがけ乾燥をしています。
その後は、稲穂からモミを手で外し、玄米の見た目を一粒ずつ確認し、「コシヒカリ」よりきれいなものを選んで1万2千種まで選抜しました。
コシヒカリを生んだ技術をベースに、最先端技術を駆使
手作業による選抜の一方で、稲の遺伝子により性質を識別する「DNAマーカー」による選抜を(独)次世代作物開発研究センターとの共同研究により、全国に先駆けて取り組みました。
その結果、「福井の新しいブランド米」は、高温に強く、品質が良く、おいしい味を持つ米の性質を正確かつ、複数の性質を同時に識別できることで、効率的な選抜ができるようになりました。
味にこだわる
消費者の『おいしい』を開発に反映させるために、都市圏を中心とした消費者やプロの料理人の方々を対象に、米の「食味調査」を実施し、消費者の好みを分析研究しました。
普段は人前に出る機会が少ない研究者が、東京青山や日本橋三越などで、実際にごはんを炊いて食べてもらい約1,500人から意見をいただきました。この結果、「甘くて、もっちり、なめらかな食感」としたお米が好まれることが分かりました。
この味を求めて、試験場内に食味専用調査室を設け、多い時には朝から10種類を2時間おきに5回、計1日に50種類を食べ比べました。
これだけ多くの量を食べると、歯がつるつるになることを知りました。
また、ごはん粒一つ一つの硬さや粘りの測定や、米のデンプン成分の構造分析などによりごはんの粘り、硬さ、成分などを科学的に裏付けし、「コシヒカリ」を超えるおいしさを持つお米を作りだしました。
いちほまれHPより
★ 栽培情報など ★
- ブランド名 れんげ栽培米 いちほまれ
- 産地(栽培地) JAふくい永平寺管内
- 品種 いちほまれ
- 節減対象農薬 栽培期間中不使用
栽培期間中に、節減対象農薬を使用しなかった場合は、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」という表示になります。 - 化学肥料(窒素成分) 栽培期間中不使用
栽培期間中に、化学肥料を使用しなかった場合は、「節減対象農薬:栽培期間中不使用」という表示になります。 - タンパク質含有量 6.2%以下
★ 炊き上がり特徴 ★
◆ カートボタンの下に、産地・生産者情報があります ◆

★★★ 産地情報 ★★★
福井県都福井市に隣接する永平寺町は、県内最大の河川九頭竜川が中央を流れ、町内には九頭竜川に平行して国道416号線とえちぜん鉄道(勝山永平寺線)が走っています。
西部には北陸自動車道が南北に通っており、福井北ICが近くに位置しています。
大本山永平寺や吉峰寺、松岡古墳群など多くの歴史文化資源が集積しています。
また、福井大学医学部、福井県立大学など学術研究機関なども立地しています。(永平寺町HPより)
JA永平寺は、1972年(昭和47年)に吉田郡管内の4農協が合併し吉田郡みどり農協を設立。
1982年(昭和57年)に名称変更し吉田郡農業協同組合となり、2016年(平成28年)の名称変更により現在の永平寺町農業協同組合(JA永平寺)となりました。
地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を展開しています。
中心部を貫いて流れる清流大河九頭竜川は水量が豊富で太い流れに育った鮎は身が締まりおいしいことで有名です。
山麓一帯は白山水系にも恵まれ、肥沃な土壌で生産工程管理記帳により丹精込めて育てられたお米は県内でも有数の良食味米です。
近年では、れんげの花を咲かせそれによる養分で栽培する特別栽培米「れんげ米」にも力を入れています。
また五領たまねぎ、上志比にんにく、ピクニックコーン、にんじん等の永平寺町地域振興作物の拡大に努めており、”永平寺ブランド”を最大限に生かした販売戦略を展開しております。(JA永平寺より)
★★★ 差別化 ★★★
●れんげ米農法プロジェクト
永平寺町はかつて、れんげ草の種の産地でした。しかし、昭和30年頃、化学肥料や農薬による近代農法の幕開けにより、れんげ草の栽培は衰退していきました。
そんな中、「もう一度、田んぼ一面に広がるれんげの花を見てみたい!!」という率直な気持ちと、「これからの子どもたちには安全なお米を食べさせてあげたい」という想いから、平成19年より再び「れんげ農法プロジェクト」に取り組みはじめました。
●れんげ農法(栽培)とは
秋に田んぼに種をまき、春に花を咲かせたれんげ草を土にすきこんで肥料とする農法です。
れんげ草は空気中の窒素を根に取りこんで貯め込むので、稲が必要とする窒素成分を含んだ元肥となり、土壌に力がつき強い稲を作ります。
れんげ草が肥料の役割をしてくれるので化学肥料は一切必要はなく、100%有機質肥料です。
れんげ農法は栄養たっぷりで人にも環境にもやさしい農法です。
●やさしいお米は学校給食にも
れんげ米は、福井県の特別栽培農産物認証制度の認証(農薬・化学肥料不使用)を受けています。
手間と愛情をいっぱいかけて作られた、おいしく安全なれんげ米だからこそ、永平寺町の小中学校の学校給食に採用され、「おいしいお米」を通じて食育にも貢献しています。
★★★ 生産者 ★★★
「れんげ農法プロジェクト」の想いに賛同して、平成19年から永平寺町有機農業推進協議会が設立されました。
永平寺町の美しい自然を育む、環境と人にやさしい米づくりを後世に残したいという想いでわたしたちは研究・生産に努めています。