1997年4月17日から2006年9月14日まで、日本テレビ系列で放送されていた読売テレビ、ハウフルス制作の料理バラエティ番組のシリーズ「どっちの料理ショー」の、「和朝食VS洋朝食」で使用され、大反響となった「極うまみ精米」は、お米ごとの特徴の違いを把握する事により、お米ごとに精米の仕方を微妙に変え、産地や品種の特徴を最大限に引き出すスズノブの独自精米方法です。
「美味しいご飯」と言われるためには、3つの大きなポイントがあります
- 1.生産者の栽培技術と管理
- 2.そのお米を精米する技術
- 3.洗米そして炊飯する消費者の技術です
お米好きの皆さんは、1と3には当然関心があると思います。
そんな皆さんでも2の「そのお米を精米する技術」については関心が無いと言うより、知らなかったと言った方が良いのではないでしょうか?
実は、精米を仕事とする人たちでさえも、意外と知らない人や忘れてしまっている人が多いのです。
なぜならば、精米機の性能が非常に良くなり、スイッチ一つで精米をしてしまう、または出来てしまう様になってしまったからです。
お米というのは、産地の違いや品種の違い、生育経過の違いや天候の違い、そして栽培方法の違いなどで、どれ一つとして同じ物は無いのです。
そして、そのお米ごとの特徴の違いを把握し、精米の仕方を微妙に変えなければ、産地や品種の特徴を引き出すことが出来ず、「美味しいご飯」と言ってはもらえません。
「極うまみ精米」の方法
- まず玄米の段階で、機械のセレクターを使用して、ヒビが入った米を砕いて取り除くと共に、米粒の大きさを整えます
- その大きさを整えた玄米を、産地の違いや品種の違い、お米の品質や保管状態、精米する日の天候などの全てを考慮し、精米する玄米に最適な圧力と流量を微調整して、小型精米機を使用し精米します
- 精米されたお米を、今度は機械のセレクターではなく、自分の手と目で確認しながらメッシュ2.1mmの手ふるいを使用し、精米時に割れてしまったお米をふるい落としていきます
割れたお米が全ていけない訳ではないのですが、少しでもその品種の特徴を出したご飯に炊き上げるためには、無い方が無難なのです
※本来ならもっと具体的にお教えしたいところなのですが、なにぶん企業秘密なので、簡単にまとめさせて頂きました